まずは、保育園給食の1日の食事の流れを確認しましょう。
保育園では、午前おやつ・昼食・午後おやつ(+補食)を合わせて“1日の栄養設計”として捉えることが基本です。
👉 この詳細については、別章 「🗂 献立の土台をつくる“設計図” 」 で具体的に解説します。ここではまず、ざっくりと全体を確認しておきましょう。
📖 厚生労働省『児童福祉施設における食事の提供ガイド』(平成22年3月, p.30付近)では、
「1日に摂ることが望ましいと考える量のうち、昼食は1日全体の概ね1/3、おやつ(間食)は1日全体の10〜20%を目安とし、施設の給食で確保することも一つの方法である」と示されています。
👉 つまり、園で提供する食事は1日の栄養量のおおよそ40〜50%を確保することになります。
その中で「子どもの健康状態・栄養状態・家庭での食事の状況」を考慮して、施設で提供する栄養量の割合を設定します。
🔹 パターン1:50%
🔹 パターン2:45%
🔹 パターン3:40%
多くの保育園では以下のような配分で提供しています。
1️⃣ 未満児=50%(昼食30%+午前/午後おやつ20%)
2️⃣ 以上児=45%(昼食30%+午後おやつ15%)
3️⃣ 園と家庭で分担して1日100%に整える
「ちょっと数字がややこしい…😵」と感じても大丈夫!今の段階では ざっくりイメージできればOK です。このあとの各章で、実際の例を見ながら一緒に具体的に考えていきましょう😊✨
この後の「朝おやつ編」からは根拠を示しながら解説していきます。
これは、給食会議や職員間のやり取りの中で意見や要望が出た時に、感覚や経験則ではなく、栄養学的な視点やガイドラインをもとに話し合えるようにするためです。
👉 根拠を持って伝えられることで、
こうした理由から、献立作成では「なぜそうするのか」を常に意識することが大切です。
✨ それでは、未満児さんにとって大切な「午前おやつ編🌞」から解説していきましょう。