糖尿病のシメジとは

秋は美味しい食材が増えて、旬を感じる季節ですね。

旬といえば、キノコも時期ですね。管理栄養士の皆様は、臨床の中で「しめじ」と言えばピンとくる共通語があるのではないでしょうか???

それは、糖尿病ですね。

いまや、透析の導入原因の第1位ですし、患者数は増加の一方で名前を聞いた事がある方が多いのではと思います。

それが、何故「しめじ」と関わっているかというと・・・糖尿病の合併症の代表として以下の3つに注目してみましょう。

 

①神経障がい:神経組織の代謝異常により、感覚神経や自律神経が障害され、しびれや起立性低血圧等が生じます。進行すると、壊疽によち足切断となる場合もあります。

②糖尿病性網膜症:網膜微小血管障害で新生血管が発生し、破綻による出血等によって失明の原因ともなります。

③糖尿病性腎症:腎糸球体の構造機能が変化し、腎機能低下、腎不全に至ります。ネフローゼ症候群の原因にもなります。上記に記載した通り、透析導入患者の原因疾患の第1位です。

 

お気づきでしょうか。これらの頭文字を見ると、

①<し>神経障害 ②<め>網膜症=目の疾患 ③<じ>腎症

となりますね。ちょっとコジツケ感も否めませんが、、、

これらは、発症期間も特徴的で神経障害は3年、網膜症は6年、腎症は9年という目安もあります。もちろん、個人差があるのですが、発症度合いによって罹病歴の大まかな判断が可能です。

また、上記は細小血管障害と言って、細かな血管が障害された場合の疾患になります。

 

大きな血管が障害された場合は、大血管障害と言って閉塞性動脈硬化症、脳血管障害、虚血性心疾患、と言います。

こちらは「えのき」と呼ばれます。

①<え>閉塞性動脈硬化症=下肢の虚血性病変で、壊疽(えそ)を指します ②<の>脳血管障害=脳梗塞 ③<き>虚血性心疾患=狭心症、心筋梗塞

となります。ちょっとコジツケ感が強くなりましたかね、、、

 

これらは、肥満、脂質異常症、高血圧等が重複することで発症・進展がしやすいと言われています。

ぜひ、日頃から食事に気を付ける意識を持って、健康でいたいですね。

この記事の著者

marina
marina
年間200件以上の栄養指導、集団糖尿病教室、集団減塩教室を実施しています。糖尿病患者中心に、肝臓病、腎臓病、嚥下障害、低栄養、がん、その他幅広い疾患の指導経験があります。