医療系管理栄養士が伝えるワンポイントセミナー 横山満里奈

難消化性デキストリン

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湯葉と豆腐。

たまには有益なことを。

保健指導の時に、質問を受けました。
「難消化性デキストリンが入った飲み物で
肝臓の数値が悪くなりますか?」

について、調べて簡単にまとめてみます。
参考は、大塚製薬株式会社さんのHPです。

 

 

まず【難消化性デキストリン】は
トウモロコシのでんぷんから作られ、
特定保健用食品(トクホ)の関与成分として許可されています。

低粘性・低甘味で溶けやすく、水に溶かした場合はほぼ透明、
耐熱性・耐酸性に優れている食品素材ということで、
日常で見るさまざまな商品に利用されています。

飲料に含まれる場合が多いと思いますが、
食物繊維が多いと謳っている商品(パン、スナックなど)にも
よく見ると、含まれている事があります。

 

 

安全性については・・
米国FDA(食品医薬品局)は、1日の摂取量の上限値を
明確に定める必要がないほど、安全な食品素材であると認めています。

また、消費者庁長官が許可する特定保健用食品(トクホ)の関与成分であり、
過去の安全性を調べたヒト試験では、1日3回毎食前に10gを16週間摂取した結果、
血圧などの生理学的検査値は変化を認めなかった。
またその他の臨床検査値、特に血清タンパク質およびCa(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、
Fe(鉄)などのミネラル濃度について、難消化性デキストリン摂取が原因となる
変化は認められなかったと報告されています。
さらに、試験期間中、下痢など問題となる症状はみられず、安全であると報告されています。

と、いう事で・・
難消化性デキストリンが肝臓へ与える影響は、ほとんどなさそうです。

 

 

追加で言えば、体内での働きとして主に5つの作用があるそうです。
血糖値上昇抑制以外にも効果が発見されていて驚きです。
(あまり詳しくありませんが、有意に抑えたという表現だと
まだ強く効果を言えないのかな・・なんて思いますがいかがでしょうか?)

①糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)
でんぷんの消化過程で生成される麦芽糖の消化を抑制することで
食後の血糖値の急激な上昇を抑えられる。

②整腸作用
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)を改善、糞便量および排便回数が増加。

③脂肪の吸収スピードの遅延作用
食後血中中性脂肪の上昇は緩やかに。

④内臓脂肪の低減作用
内臓の脂肪量および食後の血中中性脂肪値は有意に抑えた。

⑤ミネラルの吸収促進作用
血液中の鉄成分が低値の女子大生では、血清鉄の値が上昇し改善が認められた。

 

以上です。ご参考まで。

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