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保育園のプロがやっている食物アレルギーを起こさないための食事管理法

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食物アレルギーをもつ方は、毎日の食事に気を使うこともあるかと思います。

わたくし阿部葵も保育園で9年間、献立作成と調理をやっていて、食物アレルギーの誤食だけは絶対に引き起こしてはいけないと細心の注意を払っていました。万が一誤食を引き起こしてしまったら即、命に関わってしまいますからね。

今日は、皆さんのご家庭でも誤食を未然に防ぐ為に、保育園のプロが実践している調理法や食事について解説していきますので、是非参考にしてください。

1.アレルギーを引き起こす食品を把握する

自分が何を食べたらアレルギー反応を起こしてしまうのか、しっかり把握しておくことがとても重要です。

アレルギー検査を行えば食品を特定することが可能です。

また、アレルゲン診断を受けて除去する量を最小限に抑えることをおすすめします。

アレルギーがあるからと必要以上に特定の食品を避けることは、栄養面に悪影響を与えてしまう可能性があります。

そのため、専門家により診断を受けて正しい調理法や摂取できる量について把握しておきましょう。

2.食事日誌をつけよう

食物を口にした直後にアレルギーの症状が出る場合は、何が原因なのか判断しやすくなります。

また、除去する食品や加工品などをきちんと把握している場合、食事日誌を書かなくても除去食を作れるようになる人もいます。

ですが、アレルギーの原因である食品がまだわかっていない段階であれば、食事日誌をつけることはとても大切です。

食事日誌はアレルギーの原因の特定に役立つでしょう。

食事日誌の書き方

  • 気がついたことがあればメモ欄に書き留めましょう。
  • 料理、原材料はスマートフォンなどで写真を撮るのがおすすめです。
  • 外食した時はお店の名前を記入しましょう。
  • 食事以外では、服用した薬、その日の体調、皮膚の状態なども書いておくと参考になります。

3.原材料などの表示をチェック

平成14年4月から、食物アレルギーを引き起こす頻度が高い食品や、アレルギー症状が重くなりやすい食物が少しでも含まれていたら原材料に表示されることが決まっています。

ですが、店頭販売の惣菜やファーストフードでは表示が義務付けられていないため注意しましょう。

表示が書かれている場合は、アレルギーの原因になる食品が含まれていないか確認することが大切です。

原材料をチェックすれば、食べてもいい加工食品かどうか判別しやすくなります。

原材料には、カシューナッツやゴマも表示されるようになりました。

4.調理器具や食器を清潔に保つ

アレルギーをもつ人のお皿などは1つの容器にまとめてから、水に浸しておきましょう。

そして、洗い残しがないよう隅々までスポンジなとで洗ってください。

アレンゲンになるタンパク質が残らないように、フォークやコップなどもしっかり洗うことが大切です。

また、スポンジもアレルギーを持つ方専用のものとして、こまめに新しいものに変えましょう。

5.鍋料理などの際、食べられない食品を一緒に調理しない

食物アレルギーの方の食事を先に作ることで、アレンゲンになる食品の摂取を防ぐことができます。

食べてはいけない食品を入れる前にアレルギーの方の食事をとり分けることで、皆と見た目がほとんど変わらない料理になります。

鍋物や煮物料理の際も、必ずとり分けたあとにアレンゲンになる食品を追加しましょう。

6.仮性アレルゲンとは

仮性アレンゲンとは食物の中に天然に含まれる化学物質であり、アレルギー症状に似た反応が現れることが特徴です。

食物を水につけたり茹でることで、アクが抜けて仮性アレルゲンを減少させることができます。

アレルギーに似た症状が長引く場合は、病院で一度診てもらうことをおすすめします。

野菜や果物の仮性アレルゲンは、とまとやバナナに含まれるセロトニン、ナス、里芋に含まれるアセチルコリンなどがあります。

7.旅行やパーティーを楽しむために

旅行やお呼ばれの席を楽しむためにも、友人や宿泊先にアレルギーについて理解してもらうことが大切です。

友人の家で食事をとる際も、必ずアレルギーの出る食品について伝えておきましょう。

また、旅行では宿泊先に食物アレルギーであることを伝え、料理に使われる食品や調味料を記載してもらうと安心です。

8.複合調味料や香辛料を使うときの注意点

アレルギー反応が出やすい食品の表示が義務化され、特定原材料である7品目が必ず記載されるようになりました。

ですが、複合調味料や香辛料は原材料を見ても何が入っているのかわかりにくい場合があります。

そのため、調味料などは普段から使っている物を利用することをおすすめします。

もし、アレルギーを起こす食品が入っていないか心配な時は製造業者に問い合わせをして、安心確認できた素材を使用しましょう。

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