栄養

栄養不足を補うための野菜ジュースの超活用法

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日々の野菜不足を解消するために、野菜ジュースを取り入れる方が増えています。

しかし野菜に含まれる栄養分をジュースで補おうとすると、利点だけでなく欠点もあることをご存知でしょうか?

せっかく野菜ジュースを飲むのなら、効率よく効果的にとりたいですよね。

栄養の専門家の観点から、管理栄養士のわたくし阿部葵が、知って得する野菜ジュースの「超活用法」を伝授いたします。

野菜ジュースの長所って?

1. 野菜が簡単に摂れる

1日の理想的な野菜摂取量を知って、愕然としたことはありませんか?

野菜というのは、食べた方が良いことはわかっていても、かさばって一回に食べられる量が限られてしまいます。

でも野菜ジュースだと、簡単に多くの量を摂取することができます。

特にジューススタンドや自宅で飲むできたてのジュースは、新鮮素材が使われていて栄養の損失が少ない上に、酸味料、保存料や香料などの添加物が使われていないのが一番の長所です。

2.いつでも摂取できて種類豊富

市販の野菜ジュースは商品管理がなされているので、いつ飲んでも味が一定しており、ペットボトルや紙パック、缶などに入っているので長期保存が可能です。

また飲みやすい味に商品化されています。

水分の補給と同じような感覚で、様々な果物や野菜の味を一度に楽しめます。

3.気軽に栄養摂取も可能

仕事が忙しい時や二日酔い、災害時など、野菜がなかなか摂取できない時や、体調不良で食欲がない時などの貴重な栄養源にもなります。

特に、胃の病気などで繊維が多くとれない時や、歯の調子が悪くかめないような方も、ジュースのような液体なら負担を減らして野菜の摂取が可能です。

トマトジュース用の色濃いトマトは、リコピンという血管や細胞など体内を守る成分が多く含んでいます。

これは生食用のトマトと品種が異なっています。

よく目にする野菜ジュースは人参、ほうれん草、トマトなどの色濃い緑黄色野菜を多く使っています。

緑黄色野菜にはビタミンAが多く含まれており、肌や粘膜の新陳代謝を促したり、免疫力やウィルスと戦う力も強化してくれるなど、様々なことが期待できます。

野菜ジュースの短所ってあるの?

1.栄養素の溶解や損失

市販されている野菜ジュースは、工場で濃縮されたり、加熱など加工段階されているため、熱に弱いビタミンCや食物繊維などの栄養素が破壊されています。

食物繊維は過剰なコレステロールを排出し、腸の働きを促進して健康的なお通じを助けてくれます。

不足しやすいと言われている栄養素のビタミンCは、ストレスや紫外線から体を守ったり、風邪予防や疲労回復作用が期待できるため、健康生活のために重要な栄養成分です。

市販されている野菜ジュースにたとえ「1日分」と表記されていても、それだけでは栄養素が十分摂取されている、ということにはならないのです。

2.香料・酸味料などの添加物

使用されていない商品も一部ありますが、ほとんどが加工中に、味や香りを一定化するために香料・酸味料などの添加物を使っているものが多いです。

3.咀嚼しなくなる

飲み物になるので形や食感のある野菜と比べると、噛むことで得られる満腹感や脳の活性化、唾液によるガン予防などの健康効果が得られにくくなってしまいます。

管理栄養士流、野菜ジュース超活用法

では、野菜ジュースの効果を最大限活かすにはどうすればいいのでしょうか?

表示を確認する

市販のジュースは簡単に手に入りますが、購入前にパッケージ表示をよく確認しましょう。

特に最近は、加工時にビタミンなどの栄養素や食物繊維が添加加工されているものが増えていますので、目的に合わせて購入します。

原材料名の表記については、多く含まれている材料から順に記載されています。

果物名が先に表記されている商品は果物の割合が高くなり、同じ容量でも糖分は増えるのでカロリーも高まります。

特に「砂糖」や「果糖 ブドウ糖 液糖」と表示がある時は、生活習慣病や肥満の原因になりやすいので注意が必要です。

また「塩分」についても、減塩指導中の方や高血圧の方は必ず確認が必要です。

料理での活用法

沸騰させたトマトジュースや野菜ジュースに、ご飯を入れるだけでトマトおじや、野菜リゾットになります。

寒い季節は、冷えた野菜ジュースも、スープにしたり電子レンジで温めると、飲みやすく体を温めてくれます。

さらに、魚介類や肉と一緒に煮込むだけで料理のバリエーションが増やせます。

ゼラチンや寒天を使ったゼリーは、高齢者や幼児にも安心の野菜おやつで栄養摂取が可能になります。

まとめ

以上のように、野菜ジュースには色々な種類が商品化されており様々な活用法もあります。

何と言っても、野菜の栄養素を壊すことなく摂りたい場合は、自宅ミキサーで作るのが一番安心できます。

市販のジュースは、必要な野菜栄養素の補助的、または非常食的な摂取手段として考え、野菜ジュースだけで摂取十分とは考えないようにしましょう。

そして可能な限り噛んで食べる野菜メニューを選ぶようにしましょう。

食生活の基本は、様々な種類の食材をバランスよく噛んで食べることで、必要な栄養素を体に取り入れることです。

日常的に野菜不足が気になる方は、野菜ジュースの長所短所を知った上で、場面に応じて活用されることをおすすめします。

この記事の著者

阿部葵
阿部葵
合同会社spoon 最高経営責任者
9年間の保育園管理栄養士の経験を経て、このspoonを設立。スポーツ好きで春の高校バレーなどの出場経験があり、性格も超サッパリ。本気で健康のまま120歳まで生きようと思っている。

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