お母さん!“味蕾(みらい)”がこどもの未来を作るのです!子どもの好き嫌いと食体験

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「豊かな食経験を!」と言われても、特別なことなんてできそうにないと、尻込みされるかもしれませんが、大丈夫です。

そんなに特別なことではありません。

きっとこれを読んでいただけたら、少しは肩の荷がおりることと思います。

味を感知する細胞「味蕾(みらい)」は、離乳開始時期が一番多い

舌触りは、「味蕾(みらい)」と呼ばれている、舌の上のプツプツとした感覚器官と大きく関連しています。

それぞれの味蕾で食物からの刺激を感じると、味覚神経を通って脳にシグナルが送られ、味を感知する流れになります。

なんと、この味蕾(みらい)は、妊娠7週目くらいからでき始めます。

生後5ヶ月頃までは増え続けて1万個ほどになりますが、味蕾は喫煙や刺激物などによってすり減ってしまうので、成人は約7000個、高齢者は約3000個と大幅に減少していきます。

よって、生まれて間もない赤ちゃん(5ヶ月頃まで)が味蕾細胞の最高値を示し、そのときがちょうど、離乳期開始にあたります。

そしてその後は、味覚だけがどんどん鈍感になって行くという道を辿ります。

生後まもなくは、お母さんが辛いものを食べたり、ミルクの銘柄を変えたりすると、母乳を受け付けず飲まなくなったなどという経験がある方も多いのではないでしょうか?

それが5ヶ月頃を過ぎると、味覚が鈍感になるにつれ、それまで慣れ親しんでいた母乳やミルク以外の味を受け入れられるようになり離乳食が食べられるようになるという、なんとも複雑な心境を伴う味覚の発達だと言えます。

味覚の発達はなぜ大切なの?

私たちが感じる味は5種類(五味)存在していますが、「味」は、私たちの体内に重要なメッセージを送る役割を果たしているのです。

①「苦味」・・・毒の存在を知らせてくれる

②「塩味」・・・体液バランスに不可欠なミネラル分の存在を知らせてくれる

③「甘味」・・・エネルギー源である糖の存在を知らせてくれる

④「酸味」・・・果物などが未熟であったり腐敗していることを知らせてくれる

⑤「うま味」・・・体をつくるのに不可欠なたんぱく質の存在を知らせてくれる

ここで大切なことは、味覚を育てるといっても、グルメに育てることが目的ではないということです。

様々な経験を通して、受け入れられる味の幅を広げ楽しむことが大切なのです。 

子どもは、ゴーヤ・ピーマン・セロリなどを積極的には食べませんよね。

これは、母乳を飲んでいるうちは本能的に、エネルギー源や体を作るのに必要な「うま味」や「甘味」を好んで摂取しているからなのです。

大人が苦い食べ物を「おいしい」と感じるのは、ある日突然そう感じるのではなく、学習によって獲得できた成果とも言えます。

子どもも発達とともに、本能的な味覚から卒業し、様々な種類の味を受け入れられるようになっていくのです。

 

長くなったので、続きはまた書きますね。

 

 

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